葉酸サプリメントの副作用

 厚生労働省は、妊娠希望者や妊婦に対して、食品から摂取する葉酸のほかにも、サプリメントから葉酸を摂取することを推奨しています。
 葉酸が人体に対して担う働きは大きく、非常に大切な栄養素です。そして葉酸は水溶性ビタミンであるため、食べ物から摂取した葉酸は汗や尿とともに容易に排出されてしまいます。
 ただし、サプリメントで摂取するときには注意が必要となります。なぜならば、サプリメントには葉酸のほかにも食品添加物が含まれているからです。葉酸サプリで栄養を補うときには、この点には十分に注意する必要があります。

 葉酸サプリメントに含まれる食品添加物の中でも危険なものは、ショ糖脂肪酸エステルという成分です。この成分は大事に対して染色体異常を引き起こす原因となる事が知られています。この成分はお菓子やパンなどといって身近な食品に普通に含まれており、安全な添加物として使用されていますが、その実は胎児への染色体異常を引き起こす可能性が示唆されているほか、発がん性があるとされたり、肝臓肥大を引き起す原因であるとの報告もあります。 
 妊娠中はおなかの胎児のためにも、出来るだけ安全な食生活を心がけるようにすべきです。普段の生活以上に食べ物には敏感になりましょう。

 その他、葉酸サプリメントは簡単に数百μg単位の葉酸を摂取することが可能であり、さらに体内での吸収率を高めるつくりになっています。つまり、手軽に多量摂取が可能なのです。そのため、必ず決められた摂取量をまもって服用する必要があります。
 では、葉酸の過剰摂取にはどのような副作用が現れるのでしょうか。
副作用には不眠症、消化器への症状、食欲不振、吐き気、むくみ、皮膚のかゆみ、アレルギーなどが挙げられます。葉酸サプリメントを服用するときには摂取量をまもり、安全なサプリメントを選ぶ必要があります。

 また、葉酸サプリメントはどのような期間で飲むのかということですが、摂取が推奨されている期間は妊娠の1ヶ月前から授乳が終わるまでとされています。
 しかしながら、注意すべき事実が報告されています。それはオーストラリアのアデレード大学で行われた研究によるもので、葉酸サプリメントを妊娠の後期に摂取し続けた情勢を対象に調査を行った結果、生まれてくる子どもの喘息発症率が30%高くなったという報告があるのです。
 また、妊娠前から摂取を続けて妊娠初期で摂取をやめた場合、生まれてくる子どもの喘息発症率が上がる事はありませんでした。
 そして葉酸を含む食品から葉酸を摂取した場合には子ども喘息発症率に影響がなかったため、これらの事実から、妊娠後期に摂取する葉酸サプリメントが子どもの喘息発症率になんらかの影響を及ぼす事が考えられています。

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