葉酸サプリメントと薬の飲み合わせ

 サプリメントは不足しがちな栄養素の補給に役立つものです、食事だけで十分に摂取できない栄養素が有る場合や、食生活の偏りがある人も、サプリメントを利用することによって、手軽に摂取することができます。しかしサプリメントを用いる際に気をつけなければならないのが、薬との飲み併せです。
 葉酸をサプリメントによって摂取している人も多いかと思いますが、葉酸サプリメントの特性まで意識して摂取している人は少ないのではないかと思います。養蚕はビタミンB群の一種であり、水溶性ビタミンです。DNAの合成を助けることで細胞分裂に必要となるほか、赤血球の増産、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防、肺がん・直腸がん・子宮頸がんなどのリスクを低減させます。
 しかし、フェニトン(アレビアチン、ヒダントール)といった抗癲癇薬を癲癇治療のために服用しいている人にとっては、葉酸サプリメントは飲み合わせがよくありません。葉酸サプリメントを摂取することによって、抗癲癇薬の作用が弱くなってしまうのです。これは葉酸の代謝促進作用によって、フェニトンの代謝が促進されるためです。
 さらに具体的に言うならば、葉酸サプリメントは吸収効率を高める事を目的として、葉酸が体内に吸収される際の最終形態である「モノグルタミン酸型葉酸」での配合となっています。そのことによって吸収効率がたかく、代謝などの作用もよりすばやく、強く現れることになります。これによってフェニトンの代謝が促進されてしまうのです。食事から葉酸を摂取する場合には「ポリグルタミン酸型葉酸」として体内に取り入れ、それがモノグルタミン酸型葉酸に変換された後に吸収されます。そのため、食品から葉酸を取り入れたときには吸収が緩やかとなるため、フェニトンの代謝にもほとんど影響を与える事はありません。このことから、抗癲癇薬服用時に注意すべきは、あくまで葉酸のサプリメント服用という事ができます。
 サプリメントは本来、健康体の人が健康な状態を維持するために摂取するものです。したがって補助的な域を逸脱しての効果を求める事は不適切です。そのため、現在抗癲癇薬を既に飲んでいる人にとって、葉酸サプリメントの摂取は健康増進のために役立つものではありません。この観点から飲み合わせを考える事が大切です。
 自分の健康状態をよく考えた上でサプリメントを摂取することが大切です。その他に飲み合わせで注意すべき薬は知られていません。

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