葉酸欠乏症の原因

 葉酸は人体にとって必要不可欠であり、非常に多くの健康効果を持っている栄養素であるものの、人体には葉酸はごくわずかにしか蓄える事ができません。そのため、食事やサプリメントを通じて葉酸を積極的に摂取していかなければ、葉酸欠乏症に陥る可能性が高くなります。
 葉酸は様々な野菜や果物、豆類などから摂取することが可能ですが、絶えず摂取しておかなければ、その食生活を原因として葉酸欠乏症になってしまいます。また、アルコールを大量に飲むことも葉酸の九州と代謝を妨げてしまい、葉酸欠乏症の原因に数えられる行為となります。そのほかにもアルコール中毒による栄養不足も当然の事ながら葉酸欠乏症を引き起こす原因ですし、小腸の病理的変化、メトトレキサートなどの薬剤投与なども全て葉酸欠乏症の原因としてあげることが出来ます。
 時に妊娠中から授乳中にかけての期間には女性の葉酸必要量は増えるため、葉酸欠乏症になってしまう可能性はより高まります。

 葉酸はアミノ酸や核酸の合成に必要であり、補酵素としての働きをします。そのため細胞分裂が活発な部位では葉酸欠乏症の症状が現れやすくなります。
 初期症状は疲労感としてあらわれ、肌が青白くなり息切れやめまいといった貧血の症状が起こります。進行すると造血機能が正常に働かなくなる事によって白血球の減少、食欲不振、口内炎、舌炎、下痢などの症状を呈する事となります。さらには味覚が鈍感になって体重は減少します。
 これらの諸症状はビタミンB12が欠乏する事によって生じる悪性貧血の症状に似ているものであり、葉酸欠乏症はビタミンB12欠乏症と類似しています。そのため葉酸欠乏症が起こったときには、はたしてその症状が葉酸欠乏症によるものかビタミンB12欠乏症によるものかという明確な区別をすることが難しく、この両者を同時に発症しているケースもあります。

 また、葉酸とビタミンB12は赤血球を作り出すときにはお互いに補い合って働くという特徴があります。そのため、葉酸が長期間にわたって欠乏することは貧血を引き起こし、赤血球の数が次第に減っていきます。
 また、骨髄の中にある赤芽球は細胞分裂が上手くいかないときには大きく変化し、巨赤芽球になります。そしてここから生じる赤血球は大型になります。
 葉酸欠乏症とビタミンB12欠乏症はこのような悪性貧血の原因になり、細胞増殖に伴って様々な以上が身体のいたるところで現れることとなります。目に見えて分かる変化には、舌がツルツルになる症状や、白髪が増えるという症状が現れます。これが深刻になると神経系に異常を呈し、精神異常の状態に陥る事もあります。

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